訪問看護ステーションでの事務仕事、慣れないうちは緊張の連続ですよね。
- 「請求書や契約書の封筒への入れ方、これで合ってる?」
- 「失礼だと思われたらどうしよう」
このように不安になっていませんか?
封筒の入れ方のマナーを知っておくだけで、自信を持って書類を送れるようになります。
今回は、「書類の正しい折り方」「書類の向き」「封じ方のマナー」などを徹底解説します。
基本を押さえれば、相手に「丁寧な仕事をする人だ」と好印象を与えられるでしょう。
今日から使える正しい知識を身につけられるように、ぜひ参考にしてください。
目次
封筒への入れ方の正しいマナー
結論からお伝えすると、封筒への入れ方のマナーで最も重要なのは、「開封した相手が読みやすい状態で入っているか」という点です。
- 三つ折り:下から折り上げて上から被せる。書き出しが右上にくるように封入。
- 裏表:封筒の表面(宛名側)と、書類の表面(文面側)を合わせる。
- 封じ方:のり付けし、中央に「〆」を書く。セロハンテープは不可。
これらの基本を守るだけで、ビジネスマナーの9割はクリアできます。
では、詳細な手順を次で解説します。
A4・B5書類のきれいな折り方!サイズ別・3つの基本手順
書類をきれいに折ると、見た目が美しくなるだけでなく、封筒へもスムーズに入れられます。
ビジネスシーンで頻出する3つの折り方について、正しい手順や方法を解説します。
- 三つ折り:長形3号封筒などにA4用紙を入れる際の基本
- 二つ折り・四つ折り:履歴書や小さめの便箋を使う場合
- 窓付き:宛名部分を正確に配置する特殊な折り方
それぞれのポイントを見ていきましょう。
三つ折り
三つ折りとは、用紙を3等分に折って長方形にする方法です。
請求書や送付状など、多くの場面で使用されます。
手順は以下の通りです。
- 下から折る:書類の文面を上にして置き、下3分の1を上に折り上げる
- 上から折る:残った上3分の1を下に折り下げ、被せる
- 確認:開いたときに「拝啓」などの書き出しが最初に見える状態にする
定規やクリアファイルの端を使って折り目をつけると、角が揃って美しく仕上がります。
二つ折り・四つ折り
市販の履歴書や便箋など、もともと二つ折りになっている書類をさらに折る場合があります。
それぞれの折り方は以下の通りです。
- 二つ折り:文面を外側にして、中心線で折る(多くの履歴書はこの状態でB5やA4サイズ)
- 四つ折り:B5の便箋などをさらに小さくする場合、下から半分に折り、さらに下から半分に折る
ただし、履歴書などの正式な応募書類は、できるだけ折り目を減らすのがマナーです。
角形2号封筒を使い、二つ折りのまま(折らずに)送るのが最良とされています。
窓付き封筒を使う場合の折り方のコツ
中身の書類に印字された宛名や住所が、封筒の透明な窓から見えるタイプの封筒です。
請求書などでよく使われます。
折る際のポイントは以下の通りです。
- 宛名位置の確認:書類の宛名が窓の位置にくるよう、折り幅を調整する
- 逆三つ折り(Z折り):通常の三つ折りとは逆に、宛名部分が外側にくるように「Z字型」に折るケースもある
- 専用ソフトの活用:請求書作成ソフトによっては、窓位置に合わせてガイド線が出力されるので活用する
窓から宛名以外の情報が見えてしまわないように、慎重に折りましょう。
書類を入れる向きと裏表の正解
書類をきれいに折ったら、次は封入です。
「上下逆さま」「裏返し」は相手に対して大変失礼にあたります。
封筒の種類によって正解が異なるため、パターン別に解説します。
- 和封筒(三つ折り):最も一般的なパターン
- 洋封筒(三つ折り):招待状などで使用
- 角形2号(折らない):重要書類用
- 履歴書一式:重ね順も重要
それぞれの正しい向きを確認しましょう。
和封筒(長形3号など)へ三つ折りを入れる場合の向き
和封筒(縦長の封筒)に入れる際は、「封筒の裏側から見て、書類の書き出しが右上にくる」のが正解です。
手順は以下の通りです。
- 封筒を裏返す:封筒の裏面(差出人を書く側)を上に向ける
- 書類を持つ:三つ折りにした書類の「右上の端(書き出し部分)」を右上にする
- 挿入:そのまま封筒に入れる
開封した人が書類を取り出し、開いた瞬間に「文章の頭」が自然に目に入る向きです。
これが相手への最大の配慮となります。
洋封筒へ三つ折りを入れる場合の向き(招待状・案内状)
洋封筒(横長の封筒)は、結婚式の招待状やお礼状で使われます。
和封筒とは扱いが異なるため、以下の手順で行いましょう。
- 開封口の位置:封筒のフタが上にくるように置く
- 書類の向き:書類の「書き出し(拝啓など)」が右上にくるように入れる
- 封入:封筒の表面(宛名側)と、書類の文面側を合わせる
洋封筒の場合、封を開けた瞬間に中身が見えることが多いため、見た目の美しさが特に重視されます。
角形2号へA4書類を「折らずに」入れる場合の向き
角形2号(A4がそのまま入る大きさ)を使う場合、書類を折らずに入れるため、上下と裏表のミスが目立ちやすくなります。
手順は以下の通りです。
- 表面合わせ:封筒の表面(宛名側)と、書類の表面(文面側)を同じ向きにする
- 上下:封筒の上側(フタ側)に、書類の上側がくるように入れる
- 確認:封筒の宛名面から見て、中身の文字が透けたときに正しい向きであるかを確認する
クリアファイルに入れる場合も同様の向きでセットしましょう。
履歴書・職務経歴書を入れる場合
応募書類は複数の書類をセットにするため、重ねる順番に決まりがあります。
採用担当者が読みやすい順序に整えましょう。
ポイントは以下の通りです。
- 入れる順番:上から順に添え状→履歴書→職務経歴書→その他の書類(資格証明書など)
- クリアファイル:これらをひとまとめにして、新品の透明クリアファイルに入れる
- 封入:クリアファイルごと、角形2号封筒に「表面合わせ」で入れる
添え状が一番上にくるのがポイントです。
誰が何を送ったかが一目でわかるようにしましょう。
信頼を損なわないために!封じ方と仕上げに関する5つのマナー
封入作業の最後は「封じ」です。
ここで雑な作業をすると、中身が丁寧でも評価を落としてしまいます。
細部まで気を配ることで、事務スキルの高さを証明できますので、それぞれの注意点を見ていきましょう。
のり付けと両面テープの正しい使い分け
ビジネス文書の封緘(ふうかん)に、セロハンテープやステープラーを使用するのはマナー違反です。
剥がれやすく、見た目も簡易的で失礼にあたるからです。
- 液体のり:定番だが、紙が波打ちやすいため量を調整する
- テープのり・両面テープ:シワにならず、粘着力も強いためおすすめ(テープ付封筒も可)
- スティックのり:粘着力が弱い場合があるため、重要書類には不向きなことがある
剥がれないよう、端までしっかりのり付けしてください。
「〆」だけじゃない?ビジネスで使う封字(緘・封)の書き方
封字(ふうじ)とは、「確かに封をしました」「途中で開けられていません」という証明のために、封筒の継ぎ目に書く印です。
- 〆(しめ):最も一般的だが、「×」にならないように丁寧に書く
- 緘(かん):重要書類や公的な文書で使われ、専用のスタンプを使うのが一般的
- 封(ふう):少し改まった手紙などで使用される
- 蕾(つぼみ):慶事(お祝い事)の手紙で使われることがある
通常の業務では「〆」を手書きすれば問題ありません。
サインペンや筆ペンで、黒くはっきりと書きましょう。
切手を貼る際のマナー
切手は縦長封筒なら「左上」、横長封筒なら「右上」の所定の位置に貼ります。
- 枚数:原則として少なめの枚数(1〜2枚)で納める(細かい少額切手を多数貼らない)
- 向き:絵柄がまっすぐになるように貼る
- 料金:郵便局の窓口で計測し、不足がないようにしておくべき
記念切手などはビジネスには不向きな場合があるため、通常の普通切手を使いましょう。
よくあるミスが、切手の料金不足です。
「切手料金が足りないとどうなる?正しい出し直しとトラブル回避の方法を解説!」も参考にしてください。
ビジケア訪問看護事務マガジン
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「親展」「重要」など、赤字(外脇付け)を入れる位置
外脇付け(そとわきづけ)とは、封筒の中身や扱いに関する注意書きのことです。
通常、赤字で封筒の表面左下に記載します。
- 親展:「宛名本人以外は開けないでください」という意味
- 重要:契約書や請求書など、重要度が高い書類
- 履歴書在中:採用選考の書類が入っていることを示す
手書きでも構いませんが、専用のスタンプを使うときれいに仕上がります。
文字の周りを四角く囲んで目立たせてもよいでしょう。
添え状(送付状)を入れる場合の注意点
添え状(送付状)とは、「誰が、何を、どれだけ送ったか」を知らせる挨拶状です。
書類を郵送する際は、必ず同封しましょう。
- 内容:頭語・結語、時候の挨拶、送付書類のリストなどを記載する
- 配置:書類の一番上(開封して最初に見える位置)に置く
- 効果:いきなり本題の書類を見せず、ワンクッション置いて丁寧な印象を与える
ただし手渡しの場合、口頭で挨拶ができるため添え状は不要です。
まとめ
封筒への入れ方のマナーは、「相手が心地よく書類を受け取るための思いやり」です。
ポイントをおさらいしましょう。
- 折り方:開いたときに読みやすいよう、正しく折る
- 向き:封筒の裏表と書類の向きを揃える
- 封じ方:確実にのり付けし、適切な封字を書く
これらのマナーを守ることで、事務初心者の方でもプロとして信頼されるようになります。
まずは一つずつ丁寧に実践し、ステーションの顔として素晴らしい対応を目指してください。